紙の厚みとの戦いの一つである肩‐脚部の90度捻りについて解説する。展開図通りに肩‐脚部を折り出した時点では、同部は2本の脚が胴体の前後方向に平行になっているため、これを90度捩じらなければならない。肩‐脚部と胴体側の間には96分割格子で1マス分の高さしかなくて、それ以上に重なり合った紙の厚さが半端じゃない。でも、ここで手を抜くと、出来上がった時の肩‐脚部と胴体の合わせ目が不自然になってしまうので、できるだけ丁寧に折り進めよう。
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肩‐脚部と胴体との間には96分割格子で1マス分の高さの接続部があるが、見ての通り40枚以上重なった紙を折らなければいけない。 この部分を |
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こんな風に90度捩じるわけだ |
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厚みを逃がすために接続部を半分に分けて、それぞれが重なり合わないようにしている。神谷さんの赤本38ページをヒントにしたので、持っている人は確認してみよう |
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胴体側を閉じた状態。反対側の背びれとの接続部が横倒しになっているが、最終的に整形すると肩部と胴体の段差が小さくなり、見映え的には良くなった。色んな方がこの作品を完成されているが、この部分の出来栄えには苦労された様子が伺える |
龍神3.5の展開図も載っている『
神谷流創作折り紙に挑戦!―創作アイデアの玉手箱』を持っている人はP.38~39のテクニックを参考にするといいよ。
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