初見で全体を折るのはまず不可能なので、部分折りでとことん練習しておこう。ということで、まずは頭・首部から。
最初は頭部に接続する鱗4~5列分を含むくらいの正方形部分で練習する。カドの折り出しと頭部から鱗への遷移部分をしっかりと理解しておく。ツノの部分はそこだけの展開図が『神谷流創作折り紙に挑戦!―創作アイデアの玉手箱』(通称赤本)で公開されているので、頭部より先にツノ部分だけの部分折りを練習しておいた方がいいだろう。
頭部の部分折りを始めたところ。ツノの折り出しを含めた頭部全体と鱗への遷移を把握しておく |
頭部の部分折りができるようになったら、少し領域を拡げて、頭部を含む1/4領域で部分折りをする。この時にやっておくのは、頭部を180度反転させる際の感触を掴むこと。
鱗は内側が見えている。この状態から頭部を180度捩じらないといけない |
この状態から |
180度反転。捩じった部分のジャバラの数に注目 |
赤本には180度反転の基本的な手順が解説されてるけど、実際に重ね折りで分厚くなったジャバラ部を折るのはかなりキツイ。部分折りの練習段階でうまく折れないようなら、より薄い紙を入手するか、紙のサイズを大きくすることを考えないと、本番での出来が悪くなるだろう。
僕の場合は、180cm角の両更クラフト紙(50g/m2)で何とかできたが、写真の通り、かなり力技でごまかしている。神谷さんは赤本の中で「最低でも1m角」って言ってるけど、よほど経験を積んでテクニックがある人でないと無理じゃないかな。3m角ぐらいなら折るのはだいぶ楽になるだろうけど、作業できる場所を確保するのは大変だろうね。
というわけで、僕が選んだ紙とサイズは、初めて龍神3.5に挑戦する人にはお勧めできると思うよ。
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