肩部は胴体部と違って、鱗部分が閉じた領域の中にあるために、鱗の折り出しが難しい。また、肩部自体が頭部,尾部と異なり、用紙の中央寄りにあり、周囲のジャバラ構造や脚部と合わせて折らないといけないので、龍神3.5の中でも最も難易度が高い部分と言っていいだろう。
なので、肩部については「鱗部と最小限の周辺部を含めた部分折り」「脚部まで含めた部分折り」「胴体部との連結部まで含めた部分折り」の順に進めるのが良い。僕自身は、この3パターンをそれぞれ2~3回くらいやっている。
最小限の肩部部分折り。鱗の斜め格子構造の折り出しと背びれの折り出しをしっかり理解しておく |
余裕があれば、本番前には尾部を含む1/4領域で練習しておくといい。頭部は折りは複雑だが、用紙の隅に位置しており、折ること自体の難易度はそれほど高くない。対して、肩部は上述の通り、用紙の中央寄りにあることに加えて、折の複雑な脚部と連結していることや胴体との接続部を96分割幅に急激に遷移させているために、折る作業自体の難易度が非常に高い。そんなのが2か所もあるんだから。
右側の膨らんだ部分から左側と同じような脚を折り出さないといけない |
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